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高精度な純(クラシカル)カセグレン光学系を極低膨張カーボントラス鏡筒に搭載した25cm/30cmF12鏡筒セット。ハイクオリティな光学性能は眼視・撮影共に秀逸なパフォーマンスを如何なく発揮します。スムーズで堅牢な3インチ大型接眼部を採用。175mmのロングバックフォーカスにより広範な応用性も確保。主鏡固定式のため不快なミラーシフトも皆無。高性能な万能機として、様々な用途に広範な適応性を示します。 |
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◆クラシカルカセグレン概説◆ |
純(クラシカル)カセグレンは放物面主鏡と双曲面副鏡の組み合わせにより、軸上無収差が得られる古典的な純反射望遠鏡で、いわばカセグレン系の「元祖」的な設計です。古今東西の天文台用中型反射望遠鏡の多くは純カセグレン設計を採用していますが、強い曲率の双曲面副鏡の製造が難しいため、小口径のアマチュア用市販望遠鏡としては今まで余り例がありませんでした。代用設計として、製造の容易な楕円面主鏡と球面副鏡の組み合わせによるダルカーカム式の小〜中型機が市販されていますが、ダルカーカム式はコマ収差が極めて大きく、周辺像が劣悪なため広い視野(写野)が確保できないのが最大の難点です。いっぽう純(クラシカル)カセグレンはコマ収差が同F値のニュートン式と同程度に収まっており、ダルカーカム式と比較すると周辺像は圧倒的に良好です。例えばF12の場合、純(クラシカル)カセグレンのコマ収差量はF12のニュートン式とほぼ同等で、同F値のダルカーカム式と比較すると、直径比で約1/3(面積比で約1/9)以内に抑えられています。周辺像の良さは直焦点撮影のみならず、月面の観測や拡大撮影時にも非常に有利に働きます。高度な光学精度が確実に担保されていれば、純(クラシカル)カセグレンは眼視・撮影共に非常に有用な純反射系設計です。 |
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◆光学系◆ |
GS-250CC/300CCの光学系は自社研磨工場を持つGS社が技術の粋を結集して製造したもので、丁寧に研磨された鏡面は合成焦点面波面誤差PV=1/6λ以内・RMS=1/30λ以内に収まっており、焦点内外像の対称性も良好です。主・副鏡素材には溶融石英(クオーツ)を贅沢に使用。溶融石英は非結晶のため化学的にも熱的にも強く、精密な研磨が可能になると共に、膨張率が青板の約1/20、パイレックスの約1/8と格段に低いため、高度な光学性能と確実なピントが維持できます。更に主鏡・副鏡には共に反射99%のディエレクトリックコーティング(Dielectric
Coating / 誘電体コート)を施し、総合反射率98%を確保。通常のアルミメッキ+シリコンコートと比較すると総合反射率で30%以上明るいため、特に淡い対象の観測において大きな威力を発揮します。中央遮蔽率は250CCで33.46%、300CCでは31.25%に抑えられており、高倍率惑星観測においても十分な高デフィニションを示します。主鏡固定式のため、主鏡移動式カセグレンにありがちな不快なミラーシフトも皆無。常に安定した視野で観測・撮影が行なえます。主鏡セル背面にはDC12Vで稼動する3基の主鏡冷却ファンが配備されており、温度順応を促進する工夫も施されています。 |
◆鏡筒仕様◆ |
直径30mmの堅牢・肉厚なカーボンハイブリッドチューブによるトラス構造を採用。更に後部トラスの内側には金属製の鏡筒を別途配置し、主鏡への迷光射入や結露を回避する構造になっています。トラスを連結する前・中・後の各プレートは肉厚のある硬質アルミ合金製。中・後部プレートに設けられた長円形の穴は鏡筒運搬時や対象導入時の「取っ手」にもなり、軽快で確実な鏡筒グリップが可能です。更にトラス鏡筒は鏡面へのアクセスが容易なため、主・副鏡を取り外すための分解や再組立、それに伴う光軸の再調整など、煩雑な作業なしでユーザーによる光学系クリーニングが簡単にでき、常に光学面を綺麗に保てることも大きな利点です。スパイダーは2mm厚の4本足VANE型を採用。後部鏡筒の下部には74mm幅の大型アリガタ金具が装備されており、Losmandy互換規格アリミゾ金具にそのまま搭載可能。後部鏡筒の上部にも同規格のアリガタ金具が配備されており、Losmandy互換ガイドスコープ脚等の追加搭載が可能です。ビクセン・SYNTA・GSをはじめ、多くのメーカー品で採用されている標準規格幅のファインダー脚用アリミゾ台座が左右2ヶ所に配置されており、様々なファインダーやガイドスコープ等の搭載も可能です。 |
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(消費税込¥40,700増) |
標準仕様の3インチリニア接眼部の代わりに、高精度&高剛性Kasai MRP接眼部(S)を装着した特別仕様鏡筒が+¥37,000でご選択頂けます。(Kasai MRP接眼部の詳細はこちらをご参照下さい。) |
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(消費税込¥44,000増) |
標準仕様の3インチリニア接眼部の代わりに、高精度&高剛性Kasai MRP接眼部(L)を装着した特別仕様鏡筒が+¥40,000でご選択頂けます。(Kasai MRP接眼部の詳細はこちらをご参照下さい。) |
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(消費税込¥9,350) |
アリガタ・アリミゾ着脱式ファインダー脚に高性能8×50mm(実視野6゜)ファインダーを搭載。鏡筒左上にそのまま装着可能です。スペックの詳細はこちら。 |
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(消費税込¥10,230) |
アリガタ・アリミゾ着脱式ファインダー脚に、シルバーフィニッシュの高性能8×50mm(実視野6゜)90゜直角正立ファインダーを搭載。接眼部左上にそのまま装着可能です。詳細はこちら。 |
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(消費税込¥10,450) |
アリガタ・アリミゾ着脱式の特製CNC切削加工脚に、4種類のレチクルパターンが自在に切り替え可能なダットサイトファインダーを搭載。詳細はこちら。 |
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(消費税込¥7,150) |
(消費税込¥9,680) |
肉厚で堅牢な延長リング。本体と接眼部との間に挿入してバックフォーカス量の調整が可能。接眼部を根元から延長する構造のため、2インチスリーブ延長筒を併用するより遥かに堅固。特に写真撮影時の安定性確保に役立ちます。鏡筒本体に標準付属している延長リング2種と同一製品ですが、バックフォーカスを余り必要としないCCD撮像やコリメート撮影、直視使用時等に、適宜追加併用すると更に便利です。 |
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(消費税込¥8,800) |
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鏡筒上部のアリガタ金具に嵌め込み固定することにより、様々なアクセサリー類が搭載可能。詳細はこちら。 |
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What's NEXT? |
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GS-250CC/300CCのLosmandy互換アリガタ金具に適合し、タカハシ規格(M8×2/35mm間隔)の架台に搭載できるアリミゾ金具。詳細はこちら。 |
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